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[Windows] TRIM の実行(外部接続 SSD)

Written by Product Owners

Last published at: September 10th, 2021


SSD での TRIM コマンド

TRIM は、ATA(高度技術命令)コマンドの 1 つです。OS がデータブロックをもう二度と使用しないと判断する場合、データブロックの完全消去を行います。この TRIM コマンドによって、SSD のコントローラーがもっと効率的に SSD の利用可能なスペースを管理することが可能になります。結果として TRIM コマンドは SSD の性能を上げ、使用寿命を延長することができます。


Windows における TRIM

Windows 10 では、対応しているホストコントローラー、デバイス、ファイルシステムを備えた内蔵および USB 接続の SSD で TRIM コマンドを使用できます。 Windows 10 は、UASP(USB Attached SCSI Protocol))をサポートし、NTFS または ReFS ファイルシステムを備えた USB ストレージデバイスで TRIM をサポートしています。 初期の USB 3.0 ホストコントローラーの中には、UASP やTRIM を正しくサポートしていないものがありますので注意してください。

以下の手順で、Windows 10 で TRIM が有効になっているかどうかを確認できます。

  1. Windows PowerShell を管理者権限で起動する(スタートメニューで右クリックし、「Windows PowerShell (管理者) 」を選択する)
  2. Windows のユーザーアカウント制御により、アプリケーションを管理者として実行できるようにする
  3. 以下のコマンドを入力して「DisableDeleteNotify」の値を確認する
    fsutil behavior query DisableDeleteNotify
  4. もしも「DisableDeleteNotify」の値が 1 の場合、以下のコマンドを実行して TRIM を有効にする
    fsutil behavior set DisableDeleteNotify 0


TRIM を手動で実行したり、自動スケジュールを変更する

  1. Windows 10のスタートメニューを開き、検索ボックスに「最適化」と入力する
  2. 検索結果から「ドライブのデフラグと最適化」アプリを選択する
  3. 「ドライブの最適化」ウィンドウに、接続され最適化可能なドライブが表示される
  4. リストから USB 接続された SSD を選択し、「最適化」ボタンを押して手動で TRIM 開始する
  5. 必要に応じて「設定の変更」ボタンを押し、ドライブ上の TRIM の調整や最適化のスケジュール設定を行う


コマンドで TRIM を手動実行する

  1. Windows PowerShell を管理者権限で起動する(スタートメニューで右クリックし、「Windows PowerShell (管理者) 」を選択する)
  2. Windows のユーザーアカウント制御により、アプリケーションを管理者として実行できるようにする
  3. 以下のコマンドを実行する。「X:」は、TRIM を実行したいドライブ名を入力する
    defrag /o X: