モニタが検出されない原因
Mac システムに「入力ソースを自動検出」するよう設定してある外部モニタを接続していると、システムがスリープ後に復帰した際にモニタが検出されない、という問題が起きることがあります。この「入力ソースを自動検出」する機能の名称はモニタの製造元によって異なりますが、「自動選択」「自動検出」「自動ソース」など、名称に「自動」とついていることが多いです。
このような「自動検出」機能がオンになっていると、モニタからの接続通知がシステム側へ送信されるのに通常より時間がかかり、問題が生じることがあります。モニタと macOS とのモニタ間交渉(モニタが接続されていることを通知する手続き)が、この自動入力ソース検出により生じる遅延によってタイムアウトしてしまうことがあるからです。結果として、macOS 側はモニタが接続されていないと判断するためグラフィックデータは出力されず、モニタが検出されない、という状態になります。
対応策
Mac システムでこのような状態になった場合には、モニタの「自動検出機能」を無効にして問題を回避できるかを確認してください。モニタのメーカーやモデルによってこれを無効にする方法は異なりますが、下記のような手順が一般的です。
- モニタの入力ソースを1つ選択して設定し、自動検出しないようにする
- モニタの「OSD パネル(オンスクリーン・ディスプレイ)」から、自動入力ソース機能を無効にする
お使いのモニタの自動検出を無効にする具体的な方法については、モニタ付属の取扱説明書などを参照してください。