[macOS] Apple シリコンチップ搭載 Mac システムに接続した Plugable 製 ドッキングステーションが、正しく認識されない

Last Update: January 11th, 2024
Article ID: 852856


注:この問題は Apple Silicon チップ(M1/M2/M3 など)を搭載した Mac システムに固有の問題です。Intel チップ搭載の Mac システムでは発生していません。


macOS のバージョン 11 が 2021 年 1 月に更新されましたが、その後『Mac M1、M1 Pro、M1 Max チップ搭載システム(MacBook Air、MacBook Pro、Mac Mini、iMac、Mac Studio の該当モデル)』で「Plugable トリプルモニタードッキングステーション(UD-ULTC4KUD-ULTCDL、UD-6950PDZ など)」を使用しているユーザーの方々から、「システム再起動後、電源オフ後に再度オン、あるいはスリープモードから復帰した際に、ドッキングステーションが認識されない」という報告が上がり始めました。

この問題は、USB 2.0 と USB 3.0 ポートに接続されている機器、そして DisplayLink チップにより実装されている 2 つの DisplayPort グラフィックポートに発生する模様です。一方、「USB-C DisplayPort 代替モード」によって実装されている HDMI グラフィックポートでは、システムを一度再起動すれば、問題が解消されることがほとんどです。ホスト充電機能にも問題は発生しません。

ほとんどのユーザーは、ドッキングステーションを一度システムから切り離し、15 秒程度待ってから再度接続すると、機能が回復します。もしこの作業を行っても問題が解決しない場合は、下記のステップを実行してドッキングステーションを完全にリスタートしてください。

  1. ドッキングステーションを Mac システムから切り離し、本体から電源も抜きます。この状態で最後のステップまでおいておいてください。
  2. Mac システムを完全にシャットダウンします。(Mac の Apple メニューを選択し、「システム終了」をクリックする)
  3. システムがシャットダウンしてから 2 分ほど待ち、再度電源を入れます。
  4. Mac に再度ログインし、さらに 1 分ほど待ちます。ドッキングステーション本体に電源アダプターを接続してから、Mac システムの USB-C ポートに接続します。この際、ドッキングステーションに付属してきた USB-C ケーブルを使用してください。問題症状が解決しているかを確認します。


この問題は、Apple 社により問題修正を含んだ更新が提供されるまで継続すると考えられます。

現時点では Apple 社からの修正がいつ提供されるかはわかっていません。Plugable 社は macOS 14.x Snoma でもこの問題を再検証しましたが、修正されていませんでした。


この件についてご質問がある場合は、関係製品をご購入した「アマゾン注文番号」とともに、Plugable 技術サポート nihongo@plugable.com までご連絡ください。


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