[Windows] Windows 10 に USB 3.0 ハブ接続時のスリープ復帰問題について

Last Update: June 4th, 2021
Article ID: 861150


私たちが Plugable 社内で Windows 10 の最新のアップデートを検証している際に、キーボードやマウスなどの HID(入力)機器が「USB 3.0 機器(ハブやドッキングステーション)に接続されている」と、それを動かしてもシステムがスリープから復帰しないことがあると気が付きました。この問題はすべてのシステムで発生するわけではないようで、起きたり起きなかったりします。さらに、同じ USB 3.0 ホストコントローラを使っている違うシステムで、異なる動作をしたりします。

Windows の大規模アップデートの際に比較的小さいドライバの問題が含まれていることは、さほど珍しくなく、通常は Microsoft 社によってほどなく修正されます。したがって、大規模アップデートが配布された場合でも、しばらく様子をみて細かいバグが修正されたころに適用することが勧められます。しかし多くのシステムで Windows Update が自動スケジュールされており、Windows 10 の更新が意図せず実施されてしまうこともあります。 

Windows 10 に最新の更新を適用して、USB 機器によるスリープからの復帰がうまくいかないときには、それがシステムの USB ポートに直接接続された場合には起きないことを確認してみてください。 

また Plugable 社は通常、Windows 8.1 の時と同じように、Windows 10 システムでも Microsoft 社が提供する USB 3.0 ホストコントローラ用のデバイス・ドライバを使うことをお勧めします。もしこのような問題が生じていて、コントローラチップ・メーカー(ASMedia、Intel、Renesas、Fresco Logic 社など)から提供された USB 3.0 ホストコントローラ用ドライバを使っている場合は、これをアンインストールして最新の Microsoft 提供のバージョンを使うようにすると、問題が解決することもあります。

この問題について何かご質問などがありましたら、お気軽に Plugable 技術サポート nihongo@plugable.com までお知らせください。

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