TBT4-HUB3C ハブのダウンストリーム・ポートの機能
「Plugable 4-in-1 Thunderbolt 4 ハブ(TBT4-HUB3C )」の背面にある 3 つの Thunderbolt / USB-C ポート(ダウンストリーム・ポート)には、さまざまな種類の Thunderbolt またはUSB-C デバイスを接続することができます。 しかし、当ハブの 3 つのポートがどのような機能を提供できるかは PCに搭載されている USB-Cポート側の性能に依存しており、接続できるデバイスの種類も異なる点にご注意ください。
もしも接続しているホスト PC の USB-C ポートが Thunderbolt 4 対応であれば、ハブの背面にある 3 つのポートはすべて Thunderbolt 4 ポートとして機能します。
もしもホスト PC のポートが Thunderbolt 3 対応の場合、原則として 3 つのダウンストリーム・ポートはすべて Thunderbolt 3 ポートとして機能します。ただし、下記の注意事項をご確認ください。
もしホスト PC のポートが Thunderbolt 3/4 には非対応で、USB 3.1/3.2 などにのみ対応している場合、当ハブのポートもすべて USB 3.1/3.2 プロトコル対応の USB-C ポートとして機能します。USB 3.1/3.2 ポートの場合、「グラフィック出力機能(DP 代替モード)」や「PD 充電規格」などに必ず対応しるわけではなく、通常のデータ通信しかできないことがあります。その USB-C ポートがどのような機能に対応しているかは、PC の取扱説明書や技術仕様書でご確認ください。
Thunderbolt 3 ポートに接続した場合の注意点
PC システムの Thunderbolt 3 ポートの実装には Thunderbolt コントローラが使用されます。システムが採用している Thunderbolt コントローラのチップセットおよび関連のファームウェアバージョン等によっては、そのシステムにこの Thunderbolt 4 ハブを接続した場合に、ダウンストリーム・ポートの性能に差が出ることがわかっています。
下記の Thunderbolt 3 コントローラ環境では、ダウンストリーム・ポートはすべて Thunderbolt 3 ポートとして機能します。
- Intel Titan Rigde Thunderbolt ホスト・コントローラを使用し、
- バージョン 1.41.613.1 以上の DCH バリアント・ドライバが導入されており
- かつ、Thunderbolt NVM ファームウェアのバージョンが 41 以上
一方下記の Titan Ridge の一世代前の Thunderbolt 3 コントローラを使用したシステムでは、ダウンストリーム・ポートのうち 1 つのみが Thunderbolt 3 ポートとして機能し、残りの 2 つはデータ転送用の USB 3.1 ポートとして機能します。
- Intel Alpine Ridge Thunderbolt ホスト・コントローラを使用し、
- DCH バリアント・ドライバが導入されている
上記の両者の差は、Thunderbolt ホスト・コントロール側の機能差に依存しており、当ハブのような周辺機器側で変更することはできません。