HDCP(デジタルコンテンツ保護機能: High-Bandwidth Digital Content Protection)について

Last Update: February 10th, 2023
Article ID: 1524566


HDCP」は、「High-bandwidth Digital Content Protection(大容量デジタルコンテンツ保護機能)」は、デジタル著作権管理手法の一つです。「デジタル著作権管理(DRM:Digital Rights Management)」はデジタル・コンテンツの不正コピーを防止するためのもので、その中でも HDCP は特にディスプレイに送られる映像データを保護するものです。

多くのデジタル著作権管理手法は、最終的には保護スキームが破られ、新しい形の DRM が作られます。この理由で、HDCP は何度か改定されており、新しい形式のコンテンツでは、正しく表示するために新しいバージョンの HDCP が必要になるものもあります。

ストリーミングビデオやブルーレイビデオなどのコンテンツが要求する HDCP の規格を満たしていない場合、コンテンツが再生されたとしても、元のフォーマットよりも低い品質レベルであったり、再生が全くできない場合があります。

一般に 4K/UHD コンテンツは、メディアソースとディスプレイ間を構成するすべての機器やケーブルが、フル解像度で表示するために HDCP バージョン 2.2 に対応している必要があります。ディスプレイやホームシアター・レシーバーによっては、HDCP 2.2 入力が限られている場合があり、通常、HDCP 2.2 対応かどうかが表示されています。問題が発生した場合は、これを必ず確認してください。

HDCP は主に HDMI、DisplayPort、USB-C/Thunderbolt™ インターフェースによる接続で使用されます。

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