Apple 社は、macOS Sequoia 15 に外部接続されるデバイスに対する新しいセキュリティ・ポリシーを導入しました。これにより、DisplayLink や Silicon Motion チップを搭載した Plugable 製グラフィック製品を Mac システムに接続すると、「機器の使用を今後一か月間許可するか」を尋ねるパネルが表示されるようになります。
この新しいパネルは、一例としては下記のようなものです。
Plugable 社製の DisplayLink または Silicon Motion チップ搭載のグラフィック機器を正しく機能させるには、このパネル内が表示されるたびに「一か月間許可する(Allow For One Month)」をクリックする必要があります。一か月が過ぎると、再度同じパネルが表示され、再度許可を促されます。
これは USB グラフィック技術である DisplayLink や Silicon Motion 製チップが、「画面収録」を利用して外部モニタ用のグラフィックデータを生成していることに依存しています。つまり、この「許可」はシステム設定内セキュリティ&プライバシー設定において、「画面収録」を一か月ごとに許可する、という手続きということになります。
重要な注意点: macOS 用 DisplayLink Manager や InstantView アプリケーションが、何らかの録画をしたりデータを保存することはありません。画面収録を承認すると、DisplayLink または Silicon Motion ドライバがミラーリングまたは拡張スクリーンをレンダリングするために必要なピクセルにアクセスし、コンピュータから 外部ディスプレイに USB 経由でピクセルを送信できるようになります。
Apple 社のこの新しいセキュリティ・ポリシーは、Plugable 社製品だけでなく、全ての同様の外部デバイスに対して適用されます。この「一か月ごとの承認」を行わないと、デバイスが正しく機能しませので注意してください。