ご自分の Raspberry Pi と相性の良い Plugable 製品について情報が必要ですか?この記事では、異なるモデルの Raspberry Pi SoC で、Plugable 社のどの製品を使うのが最適なのかをご説明します。
ここでは特に断りのない限り、Raspbian/Raspberry Pi OS での使用に最適な製品を中心にご紹介します。Pi には多くの特殊な OS があり、それらの OS の選択肢には、ここに挙げたデバイスのサポートが含まれている場合もあれば、含まれていない場合もあります。
Raspberry Pi に適した製品
時代が進むにつれ、Bluetooth や Wi-Fi 機能の統合など、Raspberry Pi プラットフォームの機能はより強固なものになってきました。さらに Plugable 社提供の Raspberry Pi システム対応周辺機器を使用すると、まだまだ素晴らしい機能を追加することができます。
USB オーディオ
「Plugable USB オーディオ アダプター(USB-AUDIO)」を使うと、3.5mm 音声入出力ポートを Raspberry Pi に追加できます。
USB ハブ
セルフパワーハブである「Plugable USB 2.0 HighSpped 7 ポートハブ(USB2-HUB7BC)」を接続すると、1 つの USB ポートに最大 7 台の周辺機器を接続でき、それらの機器に充分な電力を供給することができます。
Realtek RTL8153チップセットを採用した「Plugable USB 3.0 バスパワー 3 ポートハブ(USB3-HUB3ME)」は、Pi に USB 3.0 ポートを数個追加するとともに、ギガビット・イーサネット・ポートを追加するのに最適な方法です。ただし、USB 3.0 ポートを搭載していない Pi モデルでは、転送速度は USB 2.0 の転送速度(480Mbps)に制限されます。
注意点: Pi の電源が入っている状態でこのハブを接続すると、Pi が再起動してしまうことが確認されています。Pi の電源がオフの状態でこのハブを接続するようにしてください。
「Plugable USB 3.0 スイッチ・切替器(USB3-SWITCH2) 」を使うと、1 つの周辺機器を 2 台のシステムで切り替えて使用できます。例えば外付けハードディスクを、ボタンを押すだけで Pi と他の PC 間で切り替えて使うことができます。
USB マイクロスコープ
「Plugable USB 2.0 デジタルマイクロスコープ(USB2-MICRO-250X)」は、電源付きの USB ハブ(セルフパワーハブ)と一緒に使用することで、Raspberry Pi に最適な製品となります。
私たちは、セルフパワー USB ハブを介して接続した当マイクロスコープが、GTK+ UVC Viewer で動作することを確認しています。 sudo apt install guvcview
コマンドでユーティリティを導入し、 guvcview
コマンドで起動してください。
「Plugable USB 2.0 デジタルマイクロスコープ(USB2-MICRO-800X)」も、電源付きの USB ハブ(セルフパワーハブ)と一緒に使用することで、Raspberry Pi で使用できます。
私たちは、セルフパワー USB ハブを介して接続した当マイクロスコープが、GTK+ UVC Viewer で動作することを確認しています。 sudo apt install guvcview
コマンドでユーティリティを導入し、 guvcview
コマンドで起動してください。
USB ストレージ
「Plugable USB 3.0フラッシュ・メモリーカード・リーダ(USB3-FLASH3)」は、Raspberry Pi に SD および MicroSD カードを接続したり、Raspberry Pi の OS イメージを MicroSD カードに書き込む際に使用できます。
このカードリーダーを Raspberry Pi、Pi 2、Pi 3、Pi 4 に接続すると、SD、SDHC、SDXC、MicroSD、MicroSDHC、MicroSDXC カードや、MS、MS Pro、MS Duo、MS Pro Duo、MSXC カードを読み書きできるようなります。このアダプターは、Windows、macOS、Linux にも対応しており、Raspberry Pi の最初のセットアップ時に、Raspberry Pi の OS イメージを SD カードや MicroSD カードに書き込むのにも使用できます。
USB 有線 LAN ネットワークアダプター
Plugable 社は、Raspberry Pi のモデルを含む Linux 機器に対応した有線ネットワークアダプターを豊富に取り揃えています。
ASIX 社製 AX88179 チップセットを採用した「Plugable USB 3.0 ギガビット有線 LAN イーサネットアダプター(USB3-E1000)」は、Pi にギガビット・イーサネット・ポートを追加するのに最適なオプションです。USB 3.0 ポートを搭載していない Pi モデルでは、USB 2.0 の転送速度(480Mbps)に制限されます。
Realtek RTL8153チップセットを採用した「Plugable USB 3.0 バスパワー 3 ポートハブ(USB3-HUB3ME)」は、Pi に USB 3.0 ポートを数個追加するとともに、ギガビット・イーサネット・ポートを追加するのに最適な方法です。ただし、USB 3.0 ポートを搭載していない Pi モデルでは、転送速度は USB 2.0 の転送速度(480Mbps)に制限されます。
注意点: Pi の電源が入っている状態でこのハブを接続すると、Pi が再起動してしまうことが確認されています。Pi の電源がオフの状態でこのハブを接続するようにしてください。
Realtek 社製 RTL8156 チップセットを採用した「Plugable 2.5 Gbps 有線イーサネットアダプター(USBC-E2500)」は、Pi に新世代のイーサネット接続機能を追加することができます。なお、転送速度は CPU やネットワーク環境に依存するため、実際の転送速度は異なる可能性がありますのでご了承ください。
また、Pi 用の多くのストレージ機器は、このイーサネットアダプターで可能なネットワークパフォーマンス(2.5Gbps)を活用するのに十分なスループットを提供できず、ボトルネックとなりえることに注意してください。
さらに、2.5Gbps のリンクレートを得るためには、ネットワーク上の他の機器が 2.5Gbps のイーサネット規格(802.3bz)をサポートしている必要があります。
ASIX 社製 AX88772 チップセットを採用した「Plugable USB 2.0 高速イーサネット アダプター(USB2-E100)」を使うと、Pi に低帯域幅の 100Mbps イーサネット・ポートを簡単かつ低コストで追加できます。
Raspberry Pi Zero に適した製品
ASIX 社製 AX88172 チップセットを採用した「Plugable USB2.0 OTG MicroB 10/100 高速イーサネット・アダプター(USB2-OTGE100)」は、ハブや USB ポートアダプタを追加することなく、Pi Zero に直接有線 LAN イーサネットポートを追加することができます。